事例

交差点の危険要因を調査

JR戸塚駅 西口側 バスターミナル横交差点

当該交差点では、歩行者信号が青の状態で横断歩道を渡り切れない
歩行者が散見され、危険であると市民の声が上がっていたため
危険要因を客観的な事実として把握し対策を検討するため、横浜市議会 中島議員からの依頼で戸塚区役所の区政推進課のご協力のもと調査を行いました。

調査方法

スマホ1台で、1日間の7:30 〜、11:30 〜、14:00 〜、18:00 〜と時間帯別で合計360分間録画しました。今回は私たちが撮影をしました。

AIを活用し、映像から歩行者の人数または横断者残存時に侵入した車両など情報を抽出して分析・解析を行いました。予め仮説を立て、定義した内容に沿って算出しました。

さらに写真計測の技術を活用し、歩行者や自転車の速度を算出し解析しました。

調査成果

分析・解析結果と7つの対策案を含めご報告しました。

撮影から9ヶ月後には、信号機の改修が行われました。

信号機改修後調査を実施した結果、青信号点滅時の歩行者残存数が減少したなど一定の効果が確認されました。画像からは赤信号に変わった時、歩行者が全て渡り切れているのが見て取れます。

担当したスタッフの小話1

今回区民の声を耳にした市議会議員と戸塚区役所を通じて、私たち(民間企業)が調査を実施しました。その結果行政による対策がなされました。この様に皆様のお役に立つ仕事ができることは私たちの活力となります。今後も私たちの働きが極一部であっても、より良い環境づくりに貢献していきたいと思っております。

担当したスタッフの小話2

撮影時は歩行者信号が赤に変わっても、交差点内に人が残っていることが漠然と見て取れましたが、何が要因なのか見当もつきませんでした。検証することで事象事実を数値にして可視化したことにより、時間帯による歩行者の様子や速度など違いが明らかになり、既存の統計と照らし合わせて考えると将来さらに危険な状況になりかねないことも推測できました。