事例

神奈川県立歴史博物館の一部を3Dモデル化

神奈川県立歴史博物館 馬車道玄関周辺

神奈川県ドローン前提社会の実現に向けたモデル事業の一環として
ドローンによる撮影を行い、その映像から取得できる
データを加工(3Dモデル化)、計測し
歴史的建造物としての記録やメンテナンスなどに活用することを目指して
テスト的に建物の一部分において実施しました。

ドローンで空撮のイメージ動画     動画提供:神奈川県立歴史博物館

実施内容

事前に現場を下見し、ドローンの飛行ルートを入念に計画しました。神奈川県ドローン協会により、準備を含め4時間程でブレやボケ、また3Dモデル化に必要な映像として漏れのない撮影がスムーズにできました。このような映像はドローンを使わず人の手で取得するのは非常に困難です。

撮影時の安全対策は、事前に地元管轄の警察署よりご指導をいただき、それに準じて進行しました。迂回路により飛行中の安全確保することなど含め実施内容を告知するチラシを近隣の施設、団体に配りご理解ご協力いただけるよう努めました。

撮影した映像から、対象部分を3Dモデル化し、取得したデータから任意の測量を行いました。

成果

今回は一部分の撮影のため、完全な形ではありませんが、綺麗に3Dモデル化することができました。

作成した3Dモデルは回転したり、拡大縮小できるので容易に建物形状を確認できます。

今回は実験的に任意の箇所を計測しました。足場を組む必要もないので、計測作業のコストを抑えることができます。こうして計測データを持っておくことで、もしもの時に備えることができます。

担当したスタッフの小話1

神奈川県、加賀町警察署、企業団体、一般市民の方の四位一体で成功させました。
神奈川県立歴史博物館のお口添えのもと地元商店街事務局への説明はスムーズに進み快くご承諾いただきました。
また、撮影当日は迂回路をご案内した方からも温かいお言葉をいただきトラブルなく撮影することができました。多くの皆さまのご協力のもと実現できた事例だと思っております。心より感謝いたします。

担当したスタッフの小話2

今回は神奈川県ドローン協会のドローン飛行撮影技術を駆使し、素晴らしい映像を撮ることができました。ドローンならではのアングルで普段見られない迫力のある映像からは国の重要文化財・史跡である歴史博物館の魅力をより一層知ることができました。