事例

信号機のない横断歩道の交通動態調査

JR戸塚駅 西口側 駐輪場付近(戸塚519号線)

送迎目的の違法駐停車や、歩行者の横断に起因すると思われる
交通渋滞が多発しているため
駐停車禁止違反の撲滅、交通渋滞緩和対策の立案のための
検討材料提供を目的に調査を行いました。

調査方法

カメラ4台にて、車の流れ(どこまで渋滞の影響を受けるか)が洞察できるよう動画撮影しました。撮影は、1日間で7:00 〜、12:30 〜、15:00 〜、17:30 〜で合計360分間録画しました。今回は撮影も引き受けましたので私たちが行いました

撮影時の安全対策としては、カメラ設置場所は2人体制で監視を行い、カラーコーンや貼り紙で作業内容を告知する様にしました。また、現場要員はビブスや腕章を身につけ目立つ様にしました。いつも通り、落下防止のためのワイヤも取り付け注意を払って実施しました。

当該横断歩道(2ヶ所)を渡る歩行者、また停車する車についてデータを抽出しました。事態を把握するため細かな定義のもと分析と解析を行いました。

調査成果

分析・解析結果を含め極一部ですが、以下ご紹介します。

任意のエリアを通過する歩行者数を時間で刻みカウントしました。進行方向も含めて7エリアで5分間で刻み、合計60分間分のデータを解析しました。また、横断者の推定年齢も進行方向含め抽出しました。

横断者と停車車輌、横断者進行方向と停車車輌、横断者と停車時間など様々な相関から渋滞の要因推察を行いました。

時間帯による差異など車、人それぞれの利用状況に特性が見られました。

担当したスタッフの小話1

想定と異なった事象事実がわかり、調査の大切さを身をもって感じました。
結果的に複合的な原因が渋滞を引き起こしていましたが正しく状況を把握した上で対策を打たなければ、時間や費用を無駄にしてしまうことも考えられます。

担当したスタッフの小話2

調査報告時に分析解析結果のデータを食い入るように見て
原因と対策について議論しながら熱くなっていた
市議会議員や区役所の担当者の様子を見て
まだまだ私たちにできることがあると実感しました。